2014年11月30日 (日)

何気に一年二か月・・・一流について考えてみました

パソコンに向かえば体が異常な反応をするようになったことに加え、仕事はどんどんハードになって、ついにパソコンに向かえなくなってしまい、早一年以上自分のブログを開くことさえなくなっていました。
少しの不安はありますが、これを充電期間と思い、また、ゆっくりペースでアップしていけたらと思っています。

とにかく久しぶりで何もかも思い通りに行かない・・・焦りはしますが、そこはおばさん・・いえ小太りなばあさんの押しの強さで乗り切りたいと思っています。

休んでいる間に、仕事は倍ほども忙しくなり、充電どころか毎日があっという間に終わってしまい、帰宅後は何も手に付かない状態が続き、ついにこの夏から水曜日は夕方、早じまいすることにしました。

とは言え、最初の二か月は殆んど病院通いばかりでしたが・・・。

今は週の真ん中にほんの少しの余裕ができ、それでもやっと乗り切っている感じの忙しおばさんです。

さて、本題。


健さんがお亡くなりになって・・・・・。
もちろん高倉健さんですよ。ちょっと旬を逸した感はありますが・・。
あまり映画を観ない私ですが、折に触れ、その人と形(なり)に、力みや奢りのない美しさを感じていたところ、突然の訃報。

・・・大切な友人がいる。追悼番組を観た彼女は、遺作となった「あなたへ」をもう一度観たくなったという。

往々にして大女優とかベテラン俳優とか言われる人は、若手俳優さんを困らせたり、大物風を吹かせたりしがちだけど、クレバーな人は違いますね。
周りの人への心配りは相当なものだったらしい。まさに一流ですね。

若いころ、お人形のような可愛さだけで売っていた女優さんが長じて、穏やかな落ち着いた演技で魅了したりする。
自ず衰える容色を、匂い立つような魅力に変えて、存在感のある「一人の女性」になっている様に出会うことがある。

思えば、彼らは私たち一般の人間がおよそ経験することのない多様な人生を演じ、絶対に不可能な時代を生き、私たちの何百倍もの数奇な経験をし、その都度「考える」機会を持つのだ。

考えることは人を成長させる。
幼少のころの壮絶な記憶も、お母様のやさしい見守りも、そのすべてが彼の考える力を育て、大人として生きる力となっていったのだろう、質の良い人が質の良い作品に出合い、何とも懐の深い役者さんだった。

先の友人は大竹しのぶさんの演劇をずっと観てきた人である。
彼女もまた歌やダンスに血の滲むような努力をしてきたに違いない。コマーシャルで流れる彼女の歌を聴いて驚いたものだ。
チャーミングな笑顔からは想像もできないが、今ではあばずれも聖女も彼女のはまり役だ。

とかく、「一流」と呼ばれる人はその名に恥じない努力をしてきた、ということなんだろうなぁ・・・・・。



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2012年10月 1日 (月)

そ~っと!お邪魔いたしますぅ

久々に自分のブログを開いてみると、まあ、なんとも居心地が・・・まるで他所のお宅にお邪魔している気分・・・しかもこんな時間に。

恥ずかしながらの数ヶ月ぶり!あ、前回のバームクーヘンは、申し込む前にEさんご夫妻にいただきました。ほんっと!おいしかった。

お元気でしたか?

私は、更年期?真っ只中!!!
今のところ、「へ~?こんなこともあるんだ~」と、まるで他人事のような感覚。
友人に言わせると、冬が大変だそうな・・・。

数週間前に夫と大喧嘩。
・・・といっても、勘違いからの。単なる聞き違い?いえ、聞こえてなかっただけ。
いきなり怒り出す夫にどんなに説明を試みても聞く耳持たず。次第に双方エスカレートして・・・。
さすがに夫は手を上げるようなことは無いのですが、とにかくこちらも一歩も引けない、「ごめんなさい」の言える喧嘩ではなかったのです。

落ち着いて考えれば、状況からして、どう見ても自分の思い違いだということに気がついたのか、本人は何事も無かったかのような生活をしておりますが、その日を境に身体に変調をきたし、未だに身体中の筋肉や関節が痛み、後頭部にはいつも変な緊張感があり。加えて暑くなったり寒くなったり。

かといって、私自身、常に引きずっているわけではないのです。
ただ、悲しいかな、この歳になると身体は嘘がつけないんだな・・・。

今日は夫の誕生日、楽しく過ごさせてあげたいです。でも、できればもう少し穏やかに歳を重ねてくれたらいいんだけど。
お誕生日、おめでとう!

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2009年4月13日 (月)

全く更新されそうにないブログの愉しみ方

みなさま、ご無沙汰申し上げております。

季節の変わり目・・・元気がございません。
パソコンを開かないまんま、終わる日もございまして・・・気にはなっておりますけれど、どうにもこうにも・・・。

そこで、言うに事欠き「全く更新されそうにないブログの愉しみ方」なんて書いてみました。

トップページの「バックナンバー」という字をクリックしてみて下さい。
このブログ開設の2006年3月からの318編の記事をもう一度読むことができます。
結構真面目に書いたそれなりの力作も何篇かございます。

もう、ほんっと、ごめんなさ~い!

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2008年3月21日 (金)

後悔

二日前、朝刊を開いて声を上げた。
恩師の訃報記事だった。あまりに早すぎる突然の訃報にうろたえた。
人生を賭してアジアの農村の自立を模索し、貧しいこどもたちの教育に没頭なさった。その見据えた先にあるものが何十年もブレない、見事な生き様だったと思う。
恐らく志半ばだったろうと察せられる。

一日、何とか仕事はこなしたが、夫の問いかけにも、答えるのに時間がかかるような状態だった。

できれば最後のお別れに伺いたかったが、店も旅立ちの季節である。当日、挨拶に出向いてくださる方との約束もあった・・・。
遠い昔、情熱を傾けて指導していただきながら、あまりの不出来に顔向けもできないままになっていた。
・・・とうとう夫に言い出せなかった。

心の中で合掌しながら昼時を迎えたその時、アイスコーヒーのグラスが空中で真ふたつに割れて飛び散った。
一瞬、何が起きたのか分からず、呆然としていると、目の前のお客さまが「どこにも当たってないですよ!」と言われた。
グラスの上半分は手で持っていながら、下半分が落ちているのだった。

顔色を無くして、混み合った店内で後片付けをしながら思った。
過去にも似たような後悔を味わったことがある。
大事な時の判断力が甘い。「こうしたい!」と強く思ったときはあまりいろんなことを考えずに行動しないと、必ずずっと後まで重く引きずってしまうことになる。

頭の中で、いただいた言葉がリフレインする。

Cool head,Strong body, Warm heart

どれひとつも持ち合わせないまま、最後のお別れも言えなかった愚かな私の下ろしたての真っ白なシャツに、飛び散ったコーヒーが消えない染みとなって残った苦い一日だった。

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2008年2月 9日 (土)

告白

朝、ご常連が羽織ってきたコートを脱いだ時、軽い、いやかなりの衝撃があった。口から心臓が「ぷるん」と飛び出しそうなくらい・・・。
「ついに、来たか・・・」。85パーセント。

顔色がなくなったのを気付かれなかっただろうか・・・。
かなり手が込んでいる。最早、疑いの余地も無いが、一応裏返った声で「手編みじゃ~ん!」とジャブを入れてみる。

「ん?あ・・あぁ・・・」。
・・・と、かなりベタな返答。96パーセント。
そういえば、急に高級車を買おうとしてみたり、かつて無い奇妙な行動が見て取れた。
99パーセント。

ああ、もう、ここまできたら、告白するしか道はない。
観念して告白します。

実は・・「○○様、お祝い基金」を或る日・・・・・・・遣い込んでしまいました。
最初は・・そんなつもりじゃ・・・なかったんです。
いつも並々ならぬお世話になっている○○様のハレの日にはそれなりのお祝いがしたいと、ふたりでこちこち貯めていたのです。

何の音沙汰無く・・・。数年が過ぎておりました。

皆様ご存知の通り、ふたりの「焼き物好き」はそのころ既に「道楽」の域に至っており、たまたま或る店で出会った一枚の皿にふたりの目は釘付けになったのでございます。

「買えないわ」。私の中の天使がいさめますが、私の中のもうひとりの悪魔が「あるじゃん!」と囁くのでした。幸せを願っているはずの二人の・・・相反する信じがたい行動。
ず~っと良心の呵責に苦しんで参りました・・・いや、ほんと。

○○さん!お祝いは有田のお皿でいいかなあ?・・・いらん?・・あぁ・・・そうね。

・・・というわけで、身に憶えのある方は、なるべくお早めにお申し出下さい。
いろいろ都合もございますで・・・。

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2006年8月14日 (月)

油断

ずっと・・・そう、二年近く体調は安定していた。
あんまり元気なので、「もう、いいのかも・・・?」と思い始めていたのかもしれない。いや、そう思いたかったのだ、あり得ないことなのに・・・。

4、5日前から風邪気味だったのに、やっとコツを掴みかけた平泳ぎのレッスンを受けてしまった。加えて、同じころ、お昼に拵えた皿うどんのあんで口中を火傷してしまった。

その時、いやな予感はしたのだった。完全に私が体調を崩すときの「パターン」に嵌っていたのである。火傷は瞬く間に口内炎に変わり、体のいたるところに炎症が起きてきた・・・。

神様は些細な油断を見逃してはくださらない。そのつど「もう、無茶はしません・・」と誓うのに、喉元を過ぎた痛みはあんまり長くは憶えていられない人のようだ。
かつて、随分ひどい目に遭っていながら、幸運にも決定的な引導を渡されなかった私はいつもどこかしら暢気に構えている節がある。結局、自分の甘さに足をとられているだけなのだ。

夫に甘え、最低限の家事や仏事だけをこなした後、日がな一日、クーラーの部屋で寝たり起きたりの3日間を過ごしたら、微熱の頭を仕事がかすめる・・・。

仕事は大好きである。休みはいつも待ち遠しいが、仕事あってのことだと思う。

4日間の盆休みに入っていたことも神様の・・・いや、仏様の寛大な計らいだったのだろうか・・・。あさって、元気な顔でみんなに逢えるといいなあ・・・。

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