2011年6月 3日 (金)

エゴラッピン

時折耳にする曲で、とても気になっていた曲があった。プールの更衣室に入ったとき、BGMで流れてきた。カーテンから顔だけを出して見渡すと・・・居た!若手の清美ちゃん。

「ねえねえ、この曲、誰だか知ってる?」。
「えごらっぴんです」。
「え?」。
「はい。えごらっぴんです」。

帰って、早速検索してみる・・・え・・・えこ・・・。

エコ・・・ピング!

絶対違う自信はあったが、念のために検索かけると、ゆる~いペンギンのキャラクターマスコットが目白押し。

大人のブルースみたいな雰囲気ゼロ。

寝た。

今日、清美ちゃんにメールした。無論、ペンギンが飛び出したことは伏せて。

「えっと・・・エコ・・なんだっけ?」。
「エゴラッピン!ですよ(*^-^)
多分お気に入りの曲は「色彩のブルース」です。
憶えてカラオケで歌うんですか?」。

「歌えたらちょーかっこいいんだけど、無理!」と答えておいた。

動画で聴きまくった。

あ~カラオケ行きたい。( ̄◆ ̄;)・・・・な~んてね。

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2010年8月31日 (火)

竜巻

相変らずうんざりするほどの暑い一日・・夕方からにわかに空が暗くなった。
店にはご常連の歯医者さんがひとり・・・。

急にそわそわ・・・・・。
実はワタクシ、このような急な自然現象の変化にひどく興奮する性質で・・・・・。
北の空を見ると、急激にたくさんの糸を束ねるように細い雲が終結し始めた・・・・。その勢いたるや、瞬く間に積乱雲が出来上がってゆく・・・・。

不謹慎だが、竜巻ができる瞬間を見てみたいと思う。
何年か前に、実家の庭から海の上に三つの竜巻を見たことがある。空と海の間を波しぶきを上げながら、三本の水の柱が迷走している様を興奮しながら見て以来、分厚い積乱雲を見つけると目が離せなくなってしまった。

一度でいいから竜巻の誕生の瞬間を見てみたい・・・「やめてくれよ!」夫は決まってそう言う。

勝手口のドアを開けたり閉めたり、怪しい行動を、来店したタケちゃんに見つかってしまった。
ちいさな紙袋を差し出し「お土産です・・・シアトル名物のチョコレート・・」。
お陰で我に帰って紙袋を覗き込んでいると、マリナーズ戦を見てきたらしいが(学会なのに・・・・)「すんげ~寒かったです」。
ちょっと羨まし~い。おまけにその日、イチローさんは三塁打を打ってくれたらしい。

大袈裟なリボンを解きながら「野茂さんってさぁ、ドジャーズだっけ?」。
大好きなチョコレートを前にしてもトルネードのことが頭から離れない、困ったワタクシでした。

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2010年2月23日 (火)

モノマネババア

特技はモノマネ。
・・・あ、聖子ちゃんとか、ユーミンとかじゃなくってね(さすがに時代が分かるな・・こりゃ)。

美味しいものマネ。しかも、勝手にグレードアップ。
一昨年流行った生キャラメルは、かなりてこずったけど、アールグレイ、コーヒー、抹茶、プレーン・・・と、バリエーションも豊富だし、今じゃちょちょいのちょい!
作ろうと思ったきっかけは、なんと言ってもお値段の高さ!
しがない主婦にはそうそう買えないし、買いに行く時間もない。

夫は大のプリン好き。
王道の「モロゾフ」がお気に入り。
結構細かいところにうるさい。
カラメルは「ほろにが感」が何より大事。
お味は甘め。妙な香り付けは邪魔。「とろふわ」もいただけないらしい。

全ていい加減な分量なので、出来上がりに波はあるものの、かなりイイセン行ってると思う。
昨日は黒胡麻プリン。
自分なりのアイディアを取り入れて、かなりの完成度。

・・・・というわけで、お~っほっほっほ。
いちいち買ってなんかいられませんわ~。

東に「レモンケーキ」という人が居れば、はいはい!レモンケーキね。
西に「カステラ」という人が居れば、はいはい!カステラですね。

美味しいものを食べると無性に作ってみたくなる・・・モノマネババア・・・当分やめられそうにない。

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2009年11月24日 (火)

カラオケ

プル友さんで集まって、チョット早めの忘年会。この歳になると、若い人たちの集まりに呼んで頂けるだけでもうれしいことなので喜んで参加した。

二次会はカラオケということになり「じゃぁ、私たちはこれで・・・」と言い出しにくい雰囲気になり、のろのろと付いて行ってしまった。
・・・実は、夫も私もカラオケボックスなるもの・・・初体験。
昔はスナックには大抵カラオケが置いてあって、他の客の迷惑も省みず、酔客がこぞって歌っていたものだ。・・・・相当迷惑だっただろうに・・・。

てきぱきと飲み物やスナックの注文を済ませ、お部屋の空調から、歌いたい人の選曲まで仕切ってくれる名人が居て、盛り上げエンターティナーが居て、それはそれは楽しく盛り上がった。

賑やかに手拍子をしながら、父のことを思い出していた。
母は歌うことが大好きな人で、兄たちもそれぞれにいい喉をしている。
すぐ上の兄などは多分マイクを離さないほうではないかと思う。
今ではファミリーカラオケなんて珍しいほどではないから、一度くらい父が健在なうちにみんなで賑やかに歌ってみたかったな・・・。

父の歌声は庭仕事に興じている時に一度だけ「瀬戸の花嫁」を鼻歌で歌ったことくらいしか憶えていないけれど、こどもたちが揃って賑やかに愉しんでいる様を、泣き虫な父はきっと涙ぐみながら笑って聴いていてくれただろう・・・と、そんなことをぼんやり考えていた。

「うちの息子たちは喉自慢揃いばい!」と自慢する父の耳元で「みんな父さんに泣かされて喉を鍛えたからじゃない?」とちょっと意地悪な軽口をきいてみたい。奔放に生き抜いた人だったけれど、私にとって世界一優しい父だった。

帰りは午前さまだったが、翌日、皆で父の三回忌を勤めた。

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2009年9月 6日 (日)

この夏の初めて

この夏、「初めて」を幾つか体験した。

一つ目は「ゴーヤ」。
あの独特な苦さには閉口だったが、何度かいただいて、たらいまわしにするばかりではいけないな、と一念発起で調理してふたりで食べてみた。

「美味しい」なんて微塵も感じなかったが、不思議とその日の夕方「いつもより元気だった!」というのがふたりの一致した感想だった。

その後も何度か味噌煮やチャンプルーで試してみたが、夫は早々に脱落・・・。

一人で食べるのなら、思いのままで・・・というので、最近は「スティックサラダ」でそのまんまかじっている。

ワタを取り巻く硬い部分が邪魔なので、丁寧にその部分をそぎ落とし、かなり手間をかけ、歯ざわりを追求した、自分なりの「最高に贅沢」な食べ方である。

・・・じゃ、夏バテは大丈夫?・・・かと言えば、怪しいが、年齢にふさわしい健康的なものは一応取り入れたいと・・・。

ふたつ目は「冷や汁」。
宮崎あたりの郷土料理だということは知っていたが、温かいご飯に冷たい味噌汁をかけていただく・・・というのにかなりの抵抗があったし「それが一体、どれほど美味しい?」という疑問が拭えなかった。味噌汁に胡瓜の輪切りを浮かべる感覚にも???だった。

宮崎出身のお客さまがお盆の帰省のお土産に、知事さんのキャラクターがプリントされた冷や汁をくださったので、丁寧に必要な食材を準備して、まずはレシピ通りに作っていただいてみた・・・・・・・美味しかった・・・・・。あんなに???だった胡瓜が、実にいい仕事している・・・。カルチャーショックだった。
美味しい、と思うものは自分で作ってみたくなる性質だ。

実家で買ってくれたいりこを丁寧に頭とお腹を取り除き、すり鉢で丁寧に擂り、ダシをとり、自分なりのアイデアも盛り込んで、オリジナルの冷や汁完成。

「いいところ」に宮崎出身の「おっきい」がやってきたので、試食を強要・・・。
「じゃ、仏さんのご飯くらいで・・・」と尻込みする彼に宮崎版を食べてもらった。

すると「僕はもっと・・・じゃこの匂いが強い方が・・・」と言うので、「待ってました」とばかりオリジナル版を装うと「うん。こんな感じ!」と言ってくれた。
家庭によって当然味が違う訳だが、宮崎県人のお墨付きは心強い。

暑くて食欲の失せる夏にはたまに食べてもいいかな・・・と思えるひと品である。
但し、食欲の失せない私にはあんまり意味ない・・・かも。

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2008年7月 5日 (土)

天職

夜中に降り続いた雨が上がり、病み上がりの引きこもりデイトレーダーがやっと出てきた。
まるで世捨て人のような(どんなやねん)風貌で・・・。
サミット中だし、職質でも受けて「職業は?」なんて訊かれて「無職」なんて言ったら危うく連行されかねないな・・なんて冗談とも思えないっす。

曰く「俺、仕事、間違えた気がする」。二十五年間の「歯科医」生活にピリオドを打って、晴れて念願の自由を手にした彼は、毎朝五時半に届く日経新聞を郵便受けに取りに行くのが唯一の外出だそうで、パソコンの前に座って一日を過ごすのが何より楽しみな様子。
自由な時間をフルに使ってデイトレに嵌っている。

思えば小学五年の頃、将来は「株の仲買人になりたい」って書いていたことを思い出したのだそうで、既にその頃、新聞の株価を見て、株の仮想取引をして遊んでいたそうだ。

ちなみに初めて買ったのは「ニチバン」だったとか・・、しょっちゅう転んで怪我をする少年だったから「これは、買いだ!」と思ったのだという。齢10歳にして頭角を現していたのね。

そう言えば、温暖化という言葉を初めて耳にした頃「温暖化で九州が亜熱帯にでもなったら、蚊が増えるやろ?そしたら、マラリアとかが流行るやろ?そしたら何屋が儲かると思う?さっちゃん、今、フマキラー買っとき!」と言われたことがあった。

「はぁ・・なるほどね」とか言って聞き流したけど、実際に買った彼は「いい値動きして、儲けさせてもらった」んだそうです。

私が、一向に儲からないこの仕事を「天職」と呼ぶ時とおんなじ顔をして「俺、天職っちゃ!」と言った。
「さっちゃん、風が吹けばね、桶屋が儲かる・・・よ」。

儲かっても、儲からなくっても、「天職」に行き着いた人は幸せなんだと思う。

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2008年2月27日 (水)

痩せても枯れても

生活の軸足を仕事に置いている(・・言うまでもなく、必要に迫られてのことではあるが・・)ので、いつも髪はくるっとまとめてパッチン!
エプロンを外してそのままプールへ直行。
スーパーに寄って帰れば相当な時間になっていて、簡単な食事をとって、洗濯。・・・と、ここまでが毎日のデューティー。

日付が変わってからが私の自由時間。
問題はこの時間配分。やりたいことが多すぎ!
暫く封印していた絵手紙をまた描いてみたくなった。

でも、ブログが気になる。暫くアップしないと、いきなりアクセスが減る。
どうということもないブログでも頑張ればそれなりの反応もあって、結構冷や汗ものである。

合間にお菓子を焼いたりもする。
タイマーをセットしてパソコンに向かったり、筆を走らせたり・・・。
でも、あまり夢中になっていると大変な目に遭う。大して働きもしない脳がひとりでに舞い上がって眠ろうとしても寝付けないのだ。
とにかく、時間が足りない。

新聞屋さんたちのバイクが行き交う音を聞きながら浅い眠りに入ることもある。
いい年をして、こんな毎日。
当然、身だしなみなどに気を配ることも叶わなくなってしまう・・・が、時々、きちんとお化粧をしたお洒落な人に会ったりすると、さすがに自分に対して申し訳ないような気持ちになる。

二分の一の確率ではあるが、痩せても枯れても一応、女。
「こんなんで、いいの?」と思ってみる。
それでもって、さらにど~んと落ち込む。枯れはしても、痩せはしないハードな現実に・・・。

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