2007年4月12日 (木)

ライバル出現!

朝、駐車場に車を入れて店へ戻ってくる筈の夫が、なかなか戻ってこないと思っていたら、なんと、途中にある公園の鉄棒にぶら下がっていたらしい・・・。

公園のこども用鉄棒に、毎朝ぶら下がっているおじさんは、想像するとちょっと怪しくて、ちょっと可笑しい。
きっと、近所では「あ、いるいる。鉄棒おじさんだ」とか、言われているに違いない。
もしかしたら、横を通るこども連れのお母さんなんか、鉄棒の近くだけ手をしっかり繋いでたりして・・・。

なぜ、そんなことをするのか尋ねると、スイミングのためだとか・・・。
肩が硬くてストリームラインが上手く作れない彼は、日々、涙ぐましい努力の人である。

そんな或る日、なんとライバルが出現したのだとか。
年のころも夫とあまり変わらない風なそのおじさんは、夫より微妙に早く鉄棒を独り占めしてぶら下がっているらしい。
そんな時、夫はベンチでライバルおじさんが帰るまで待っているのだと言う。

「頭にくるんだよ!そいつ、車の中で新聞読んでるくせに、僕を見つけると慌てて出てきて、独り占めするんだよ。どう思う?」
なんだか、他愛もないいじめ相談みたいだが、会った事もないおじさんの気持ちまでは分かるはずもなく「おはよう。って言って、仲良く一緒にぶら下がればいいじゃん」。

こっちは朝の険しい時間に、いつまでも戻ってこないおじさんの悩みに丁寧に答える余裕はない。公園脇に止めてある車を見つけて急ぎ足になっている夫も、夫を見つけて急いで鉄棒を目指すおじさんも、いづれ劣らぬ変なおじさんだ。

名物おじさんたちの朝の争奪戦はまだまだ続きそうである。

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