いろんな意味で凄かった・・・
先日の「マスターズスイミングフェスティバル・2010」。
いや~。凄いのなんのって・・・・。
大胆にも夫の初出場大会は、驚きの「全九州大会」。
何故か、遠くは関東からもエントリーがあったから驚きだ。
・・・といっても、いわゆる「来る者拒まず」の大会なので、夫も出たし、私だって出たければ出られた。予選もなければ決勝もない。
それでもきちんとした公式の大会なので、上位入賞者は全国大会もあれば、世界大会だってある・・・・。
真っ先に驚いたのは、出場者の多さ・・・・。
会場の至る所にシートが敷きめぐらされ、思い思いにお弁当を頬張り、仮眠を取り、手製のボンボンで応援し、熱心に記録を取り、お仲間の力泳に精一杯のエールを送っていた。
我がクラブは早朝七時前に集合して一般観客席でなく、ガラス張りの観覧席(エアコンが効いてる)に陣取り、全てのレースが真正面から見える特等の場所で応援していた。
娘と私はたくさんの差し入れ弁当を下げて正午頃に到着。
応援していて、何と言っても圧巻は世界新記録が出たことだった。
95歳、女性。
飛び込み台に立つまでは・・・・「誰か、支えてあげなくっちゃ・・・」と思うほどの足取りなのに、一旦飛び込んだら、実に見事なフォームで泳ぎ切った。
そして、よっこらしょ!とプールから上がると、お年寄りには酷とも思える高さの表彰台で花束を受け取り、満場の拍手に送られ、また危なげな足取りで控え室へと帰ってゆく。感動的だった。まさにフェスティバル。
もうひとつの驚きは、どこかのおじいちゃま・・・。
みんながお弁当を頬張っている後ろ・・・私には真正面・・・・突然お着替えを始めちゃった。・・・臆面もなく・・・。公式の水着はかなりきつめで、レースが終われば早く脱ぎたい気持ちは分かるが、更衣室ぢゃないよ!みんなご飯食べてるでしょ!
いよいよ夫の出番を迎え、飛び込み台の後ろに立った彼に、真正面の二階席から娘と手を振った。
意外や、手を振って返すゆとりを見せてくれた。
無事、2種目を泳ぎ切ってくれたので芯からホッとした。
「あ~ぁ・・お父さん、幸せもんやねぇ」娘がしみじみ言った。
本人、記録には不本意だったらしく、また来年も挑戦しようと思っているようだ。
・・・じゃ、来年はお弁当の代わりに大きな名前入りの横断幕を用意してあげよう。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
最近のコメント