2009年10月13日 (火)

コケちゃいました

久々に予定のない連休だったので、いいお天気に便乗して大掃除を思い立った。

まずは、ふたりがかりで寝具をお洗濯。お仏壇の衣替え。箪笥の中の整理。
窓という窓を全開にして家中に風を送り、掃除機をかけ、雑巾がけ・・・(普通なら、当ったり前のことなんですが・・・)。

一人ではとんとやる気が起きない家事の数々も、一緒にやれば結構軽快にこなせるもんです。
それでも、夕方近くなると疲れが澱のよう・・・。

夫は早々に疲れた様子だったので、夕食の買い物には一人で出掛けた(健気)。

エコバッグを肩に提げ、愛車のチャリでお出掛け・・・。
門扉を出たところで、ヒールのあるサンダルで出てきたことに気付きはしたものの・・・・・「ま、いっか!」とばかり走り出してしまった。

交差点で止まろうとした時、踵がペタルに引っかかって、足を着くのが一瞬遅れた次の瞬間、見事にコケちゃいまして・・・。
さすがおばさんですね、まず愛車に疵がないのを確かめて掌を見ると、大袈裟でなく、四十年ぶりくらいの擦り傷。考えたら、しとやかな暮らしぶりなもんで、「怪我」というものに全く、といっていいほどに縁のない暮らしをしてきたのね。

「はは、かすり傷、かすり傷・・・」・・・・・・やっぱ、帰ろ。

家に帰って、冷静にあちこち確かめてみると、左ひざにも砂混じりの傷。
早速、洗い流し、消毒して手当てをした(この作業がなぜかめっちゃ好き)。

でも・・・プールがね。無理。当分無理。

とゆー訳で、夕飯はテンション下がりまくりのゆうべの残りマンマ。

今日は、おりこうさんしてました。

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2009年4月21日 (火)

でんでんむし

先日、ついに我が家にも「定額給付金」の案内がきた。
ふたり合わせて32000円也。
税金と分かっていても、増税と抱き合わせと分かっていても・・・そこはそれ、ゲンキンなもので、なにやら嬉しかった。

一夜明けて、ついに我が家にも菩提寺の「奉納金」の案内がきた。
親鸞聖人の750回忌記念事業にかかる費用の門徒割り分だ。
800000円也。

・・・・・・・・・・・・・・・・差し引き768000円・・・。

あ~、驚いた(まるで他人事)。
できれば他人事で済ませたかった。三日たった今も心臓が痛い。

で~んでんむ~しむっし♪・・・・・・はぁ・・・。

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2009年3月 4日 (水)

こぶとりばあさんの“やっとこさ”な近況

花粉症と確定申告の季節です。早い話、憂鬱真っ只中。

昔、真面目に生きてた頃は初日、若しくは二日目には終わっていました。
年を重ねるごとにずるずると先延ばしになり・・・去年はギリギリでした。

「同じ轍は踏まない」がモットーなので、今年は張り切って、たった今仕上げました。
・・・・・はぁ・・あんなに頑張ったのに・・・結構売り上げてるのに、ちっとも儲かってないんだ。

エンゲル係数から見て、大方の察しはついてたけど、うちってかなりビンボー!と。

まあ・・・かなり凹んで、やっとこさ書類を仕上げた次第です。

「食べていくのがやっと・・」・・・なんて言おうものなら「一体どんだけ食べてるの!」なんてツッコミ・・・シャレになりませんから・・・。

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2009年1月23日 (金)

恐妻家

「ご主人、優しくってお幸せね」とか、よく言われる。┐(´-`)┌
プールでの夫はどちらかと言えば「猫っかぶり」。
・・・でもって、恐妻家キャラ。( ̄○ ̄;)!

「いえいえ・・そんなこと・・とっても言えませ~ん」とか、「帰ったら仕返しされるかも知れないから・・・」とか、もう、迫真の演技で言いたい放題。(-_-X)

どうやら「ろくなもの食わしてもらってない」みたいなこと言っているらしい。最初は笑って聞き流したが、とうとう調子に乗って「猫まんまばっかりです・・・」。(・_・)エッ....?

謙遜の域を遥かに逸脱した暴言だと思う。
確かに褒められた女房じゃないことは認める・・が・しか~し!!事、食事に至っては主婦レベルに於いて右に出るものなし・・くらいの探究心は持ち合わせているつもりのこの私が!!猫まんまだ~?

解った!望みどおり、明日から君は猫まんまだから。

「お食事にしましょう」の代わりに「待て!・・・・よし!」とか言ってやる。

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2008年11月10日 (月)

早くばら撒いて!!

政府が何兆円だかを大盤振舞いしてくれるらしい。
ず~っと昔から相変らずの貧乏暮らしだが、前回の「地域振興券」なるものの恩恵には与らなかった我が家も今回は頭数(あたまかず)二人分、プラス高齢者配分までいただけるらしい。
早速計算までしてしまって・・なんだかさもしい皮算用の自分を哂っている。

こうなったら、一日も早くやっちゃってくれれば・・なんて思っていたら、あまりの金額の大きさに、すったもんだの挙句「高額所得者の方は辞退していただけませんかぁ・・・」なんて言い出すテイタラク。

選挙対策に、思いつきでぶち上げた苦肉の策なものだから、あちこちにほころびが出て、一体いつになったら実現するのやら・・。
はっきり言うと、それだけのお金があるのなら、もっと生きた使い道を考えてくれた方が余程信頼されるだろうに、とは思うが、この機を逃して、「埋蔵金」なるものが私たちのために使われる事など恐らく起こり得ぬことだろう。

さて、計算は済んだ、ところで、一体何に使おうか・・・?
一泊旅行も出来ないほどの金額なので、夫に「何に使う?」と聞いたら、中途半端な金額だからか寛大にも「君の好きに使っていいよ」。やったね(* ̄ー ̄*)

久しくお目にかかっていない「たらば」のおっきいの?(o^-^o)
デジカメ買ってブログを面白くするか・・・。あ、スキャナー付きのプリンターも必要か・・・。
足が出るなぁ・・・・・。w(゚o゚)w

そこで、高額所得者の○○さ~ん!個人的に辞退してシェアしてくださいませんか~?

シ~ン・・・・・・そうそう辞退者なんているわけないよね。

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2008年10月30日 (木)

軌道修正

「百年の不作」については、皆様に随分ご心配をおかけしてしまったようです。
あらためて読み直してみれば、ひとえに私の未熟な文章力に因る、まるで「夫婦存亡の危機」ともとれる内容で、全くのお騒がせネタで申し訳ありませんでした。

実のところは、今の形態で店をやっていくのが困難になってきつつある状況の中で「これから・・」のことを考えていくと、やはり営業形態を変えてみるしかないように思ったのです。
あくまでも「これからのふたりの生活を成り立たせるため」の模索のつもりでした。

ここまで皆様に可愛がっていただいた店を「いい形」で終わらせたいと思うのは私の思い上がりでしょうか?
それとも、私があまりに力みすぎなのでしょうか?
ここにきて、夫は「あと十年は頑張れる」と胸を張ります。
現実的な話をしたいと思うのですが、気持ちは理解できるつもりです。

自分の気持ちや覚悟に揺らぎや迷いは無くとも、夫の同意と協力なしで成し得ることではないので、いささか常軌を逸していたと言わざるを得ないと思っています。
私にとって、本当に大切な店なので、あとどのくらい走れるか分かりませんが軌道を修正して再出発したいと考えています。

これからも、よろしくお願いいたします。

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2008年10月26日 (日)

百年の不作

今では悪妻を自認している。多少の後ろめたさと居心地の悪さを乗り越えれば、「いい妻」でいるよりも随分と楽だ・・・。きっと家族も「もっと気楽にお洒落にでも気を遣ってくれたらいいのに・・・」そんな風に思っていたのかもしれない。

いつの間にか夫はひとりでは何にも出来ない人になってしまった。
私に料理の盛り付けや下処理の仕方を指南してくれた夫が・・・今ではお湯すら沸かそうとはしない。冷蔵庫の牛乳でさえ注いでもらうものだと信じている。これが「頑張り屋の妻」の産物だった。

ずっと、休日はゴルフで、一緒に出掛けることなんてめったになかった。寂しいと感じたこともあったのだろうが、諦めはいいほうなのか、こんなものなんだと思い込んで生きてきた。
ところがこの頃ではゴルフにさえ出掛けようとはせず、休日を所在無さげに過ごす夫に対し、散々ひとり遊びに慣れてしまった私はその相手役を上手くこなすことが出来ない。
こんな生活に慣れていないせいか、休日、そこに夫が居ることがなんとも落ち着かない。

今、私にはやりたくて仕方ないことがある。
情熱の冷めぬうちに、気力が萎えぬうちに・・・なんとしてもやってみたいことがある。

夫は仕事に情熱を感じられなくなった、と言う。そのことが、同じフィールドに立つ私には日々ストレスとなって覆いかぶさってくる。
私の仕事に対するスタンスやモチベーションは以前と少しもブレてはいない筈だ。むしろ進化している気すらしている。かと言って、夫を責める気は毛頭ない。本当だ。体力、気力の限界まで働いてくれたのだと思っている。
只、夫にも私にも「これから」のことを熟慮する責任がある。
その視点に立った上で、今の自分を活かしてやれる道を模索している。

食事中の話題に事欠くこともないし、プールにも仲良く日参している。決して仲たがいをしているわけではないのに、夫とはこの一点でとんと意見の一致を見ない。
来年、店は三十周年を迎え、私は五十歳になる。
潮時・・だと思っている。可愛がっていただいているうちに幕を下ろしたい。
そして、これからのふたりの人生を見据えて、新たなスタート台に立ちたい。この年齢で経験の無い世界に飛び込む・・困難は覚悟での決断である。

悪妻は百年の不作・・・そういわれても仕方がないな・・・そんなことを考えていたら、もやもやっとした頭の中に、最早手の付けようの無いほど荒涼とした荒地が広がった。「百年の不作」とはよく言ったものだ・・・。

思い留まるか否か・・・。
夫が言うように「このまま、やれるところまでやって・・・」私は新しい世界に飛び込む情熱も気力も使い果たして終わるのか・・・。結婚から今日まで、さしたる大きな選択を迫られることなく生きてきた人生に、初めて危機意識を以って迎えた秋が深まる。

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2008年6月21日 (土)

30万分のⅠ

彼女が逝ってしまったことの責任の一端が私にあるのではないかと考え込んだ時期がある・・・いや、今も考えてしまうことがある。数日前、この十年間での自殺者の数が30万人を超えたと伝えるニュースを聞いたときも、もしかしたら、その中の一人の引き金を引いてしまったのは私ではなかったか・・・。そんな疑問が頭をもたげ、その傍らに、引き金を引いたのは彼女自身だったのだと思いたい自分もいる。

或る日、彼女から食事に誘われた。
以前から何度か誘われていたこともあり応じたが、心から楽しめるはずのない誘いだった。
多分、それは彼女自身が一番分かっていたはずだ。

森の中にひっそりと佇む、まるで隠れ家のような料理屋の一室で彼女は待っていた。襟ぐりの大きく開いたシルクニットのワンピースに見事なカメオのペンダントを身に着け・・・。
盛装した彼女と向き合った時、私の中で「まさか」がおぼろげな「確信」に変わっていった・・。

その頃、義母の介護と仕事に追われ、形振り構うゆとりも無かった私だが、結構笑って暮らしていたように思う。きっと、誰かに必要とされることで精神は満たされていたのだろう。
女性として、あまりにも自身を省みない・・それでいて、守るべきものが鮮明に見えている女。そして、なぜかいつも笑っている女。

長い病苦と報われない想いの果てに、彼女が「最後の晩餐」の相手として私を選んだのは、そんな私に引き金を引かせたい・・「信頼」と背中合わせの「謂われのないちいさな復讐心」だったのかもしれない。

彼女は誰もが彼女に対してそれを口にしないことを知っていた。
そしてとうとうその言葉を私に言わせた「・・・それだけは絶対に、ダメ」。
破滅を望んでいるとしか思えなかった。
私もまた自分の言葉が彼女を何処へ追いやるのかを知っていた筈なのに、どの道、暗い袋小路だとしか思えなかった。

もう、長いこと苦しみ続けている彼女を見ていたし、彼女の願いが叶う術もなかった。
次の日、明るい声で「あんな風に言ってくれたの、さっちゃんだけだった。ありがとう」。

それが最後だった。
随分長いこと、あの言葉の意味を考えている・・・。答えは未だ出せずにいる。出したくないのかもしれない。私の言葉は彼女を救えなかったが、更に大きな悲しみを作らずに済んだのかもしれない・・・。

30万人もの人が自ら消えてしまったこの十年間、その何倍もの人たちが苦しみ、悲しみ、考えて、そして恐らくはどの人も、答えが出せずに、この先ずっと苦しんでいくのだろう・・・。

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2008年6月16日 (月)

ごめん

一日中雨だった。

このところ、休日に疲れを引きずってしまう。
今日は大事な買い物があったので、夫とふたりで買い物に出掛けたが、貧血を起こしたらしく、危険な感じがしたので買い物の途中で帰ってきてしまった。

自宅に戻ると、丸々とした梅の実が庭いっぱいに散乱している。
収穫の時期を逸した。
いつもなら、枝の剪定を兼ねて、収穫してシロップ漬けにしたり、梅酒にしたりと張り切る季節である。

雨も重なった・・・。
前世は猫だった(確信)私は、足元やうなじが濡れるのがたまらなく嫌いだから、木々が渾身で実らせた梅の実が、雨に打たれて泥を被りながらも優しげな甘い香りを振りまいているのをただ「ごめんなさい」とうなだれるばかりである。

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2008年1月23日 (水)

行動半径

狭すぎ!
運転免許、持たない。自転車、持たない。しかも乗れない・・かもしれない。

寒がり!
地球に優しく、住人に過酷なこの家でヒグマのような重ね着では、自ずとパソコンの守り神。

しかも、臆病者。
パソコンを駆使して遊んだり、どっかへ飛んでいくことは・・・まずない。できっこない。怖すぎる。
普段、細切れの時間を使って遊ぶことに慣れている私は、ぽっかり空いた一日をせいぜいパソコンに向かって腰掛け、時々椅子の上に正座する・・ぐらいの冒険しか出来ない。しかも、それって冒険じゃないし・・・。

諦めも悪い。
ランチタイムに突入するまで、諦めきれない。やっと金縛り(注・お金に縛られてるわけじゃないから)から解き放たれるのが一時を回った頃・・・。無性に美味しいケーキが食べたくなる。
狼おじさんのイタイトコロを突いて車を出させるが、ちーたら、ちーたら。
やる気の無さに根負けして、自宅へ戻る。
私としては「店を閉めた」ことで最大級の譲歩なんだから、その大きな穴を近所の美味しくも無いケーキで誤魔化すことだけはどーしても出来ないのダ。
だいたい、マッサージからの帰りにでも買ってこいよ!「粗品・狼おじさん」の熨斗でもつけて!・・・自分で焼いてもよかったんだけど・・・そんな気分じゃなかったのよ。

・・・免許、取っとけばよかった。

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勘弁して!

今日も夫はお昼寝をして、元気いっぱい、3コマのレッスンを見事にこなし、「背泳ぎも、平泳ぎも、目から鱗だったよー」。・・・家中、鱗の山である。

私は仕事で充分疲れた体で30分真剣に泳いで、後はジャグジーで夫を待った。
店の買出しをして家に戻ると、10時半を過ぎていた。
メールのチェックをしていると、大声で呼んでいる。・・・ったく、お城でもあるまいに、ぐらいの声で・・・。

見れば、薄着のまんまで「寒気がする」と大騒ぎだ。
ペットボトルの湯たんぽを3本抱かせて11時前に休ませた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・どお思います?

「お客さまに申し上げます、明日はお電話でご確認の上、ご来店ください」。

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2007年6月 1日 (金)

プライド

「楽しく働く」を信条としている。
疲れてくると、ご常連の前では「もう・・・らめら~!」と冗談めかした失礼はするが、ご愛嬌だ。ところが毎日気持ちよく働いているところに、突如、信条を揺るがす事件も起こる。
客筋のいいことだけが自慢なのに、何年かに一度、とても不愉快なお客さまもある。

とある学校の校長先生である。
午前中、暇なのか、うちの店でゆったりと遅い朝食にご来店。あまりお行儀はよろしくない。朝礼では「早寝、早起き、あさごはん!」などと、言って聞かせているのだろう。

ケータイをいじりながら一時間ほど時間を潰して会計となる、が、財布から抜き取った札を投げてよこすのだ。瞬間、血の気が引いた。

「お客さま、恐れ入りますが、もう一度お願いいたします」と、千円札を彼の前にパン!と置き直した。
一瞬、何事か・・と、たじろぎ、「何で?」と薄笑いで訊ねてきた。

「私は、ご注文いただいたお品をきちんとお出しいたしました。このお金はその対価で、投げてよこされるのは失礼ではないでしょうか」。

「ああ・・そんなふうに見えたらごめんなさいね」と彼は笑って詫びたが、「生意気なことを言う・・」笑っていない目は、そう語っていた。

早朝から学校の周りのごみを拾って回っている職員がいれば、同じ学校の職員が吸殻を捨てていく。そこが教育の場であり、この人が、その頂点に立つ人である。

しがない店でも、毎日楽しく働いている。これが私のプライド。

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2007年3月 4日 (日)

思い通りに生きること・・

二十歳の記念に作った唐津焼の湯飲みを見つけた。

稚拙な文字で「さちこ 思い通りに 生きてみます」と書いている。
当時流行っていたメッセージソングの引用だが、あの頃は、思い通りに生きていくことがいちばん美しいと信じていたし、泣きながら帰る場所もあった気がする。

「自分に正直に生きたい」と、何のてらいもなく言えたあの頃・・。それを、若さ、というのだろう。
時を重ねるうちに、「思い通りに」生きることの難しさを痛感するようになっていた。多分、大人になったのだ。

自分に嘘をつかない生き方しか見えなかった頃に比べ、時に自分を騙しながら生きている今の私を、悲しくも、いとおしくさえ思う。
弾けるような若さは失ってしまったが、代わりに円熟した時と、かけがえのない人たちとの縁(えにし)を手に入れた。

これからを「どう生きるか」が、今の私の課題である気がする。

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